2016年7月2日土曜日

Googleドライブのデータをフォルダごと別のアカウントにコピーできるChromeアプリ「Copy Folder」

Copy Folder

非常に良く考えられた素晴らしく便利なアプリ。

無料版であるGmail.comアカウントから企業向け有償版であるGoogle Appsアカウントへ、あるいはドメインの異なるGoogle Appsアカウント間でGoogleドライブのデータをコピーするのは非常に面倒で、データの数や種類によっては数日がかりの作業になることもある。
しかし、このアプリを使えば感動するほど手軽に、指定したフォルダとその配下の全データをコピーすることができる。

設定方法も非常に簡単。

※前提として、当然ながらコピー先となるアカウントはコピーしたいフォルダに対して編集権限を持っている必要がある。

1. このページでこのスクリプトにドライブのデータにアクセスする権限を与える。

するとこのようなページが開く
2. 「Select Folder」でコピー元のフォルダを選択
3. 「New folder name」でコピー先となるファイル名を指定
4. 「Copy sharing permissions」でコピー元の共有権限をコピーするかどうかを選択
5. 「Copy folder to」でコピー先アカウントのドライブ上で同じフォルダにコピーするか、マイドライブ直下にコピーするかを選択
6. 「Copy folder」でコピー開始
7. 後は待つだけ。この画面を閉じてもバックグラウンドで動作するので問題なし

コピーの進捗はコピーされたフォルダ内に作成される「Copy Folder Log mm-dd-yyyy」というスプレッドシートで確認可能。
コピーされたファイル一覧やそれぞれのステータス、および全コピープロセスが完了したのかどうかも確認できる。

仕組みとしてはAppsScriptを使ってコピー元のファイルやフォルダ一覧を取得し、一つづつコピー先のフォルダにコピーしているという単純なもの。
しかしコピーの際にマイドライブ直下に生成されるファイルを即座に本来指定されたフォルダに移動させ、ファイル名に自動的に追加される「○○のコピー」という文言を削除し、コピー元ファイルに付与されていた共有権限をコピー先にもそのまま付与する等、驚くほど丁寧にきめ細かく作られている。

このアプリを使えば以前のようにファイルごとに手動で権限を付与して受け側のアカウントで手動でコピーし、フォルダを移動し、リネームするという悪夢のような作業は自動化される。
特にGoogle Appsでのドライブデータの移行に頭を悩ませているシステム管理者にとっては救世主のような存在といえる。

なお、データの移行に際してこのスクリプトにドライブデータへのアクセスや管理についての権限を付与することになるが、権限を付与した時点で下記のようなメールが届くため、作業完了後にはアンインストールして付与した権限も取り消すことが可能となっている。

上記メールの「Copy Folder をアンインストール」をクリック

「Uninstall」をクリックすることで、Copy Folderに付与した権限を全て取り消すことが可能。

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